電子書籍利用者120人に聞いた、利用実態と口コミ。そこから見えた利用者の本音とは?

電子書籍利用者120人に聞いた、利用実態と口コミ。そこから見えた利用者の本音とは?
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編集部では、10代~50代以上の男女120人に電子書籍に関するアンケートをおこないました。
(期間10月22日~10月26日、アンケート回答者の詳細は文末に記載しています)

「みんなどのサービスを使っているの?ぶっちゃけ不満は?他の人は電子書籍にいくら使っている?」など、気になる&聞きづらいことをまとめてグラフにしました。

電子書籍で悩んでいる方はぜひ参考にしてください。

現在どの電子書籍サービスを使っていますか?

現在どの電子書籍サービスを使っていますか?

1位|コミックシーモア

コミックシーモアなら購入、定額読み放題もコースも!

個別課金、レンタル、定額読み放題と3つのプランが可能です。
シーモアを利用している方に聞いた「電子書籍を利用する際に重視したポイント」では、プランや定額読み放題のサービスに関する回答がありました。

女性・40代
月額制ではなく、単発で購入できるかどうか。
女性・20代
初回無料期間の長さで選んだりします。
読み放題3万タイトル以上

2位|ピッコマ

ピッコマ

「待てば無料」で有名な電子書籍サービスです。
そのためピッコマ利用者の「電子書籍を利用する際に重視したポイント」では、無料重視の回答が目立ちました。

男性・40代
無料で何話まで読めるのか
女性・20代
広告に流れていた漫画が簡単に探せたこと。無料であること。
23時間待てば無料で読める!

3位|Renta!

Renta! は48時間100円からレンタル可能

Renta!は電子書籍レンタルのサービスです。
電子書籍レンタルの特徴は、読める期間が決まっている代わりに購入よりも安く本が読めるところ。
Renta!利用者の「電子書籍を利用する際に重視したポイント」では、安さ重視の回答が目立ちました。

女性・20代
支払い方法。月額ではないものがよかった。
女性・20代
本を読む際の値段が安いこと
漫画レンタルといえば

利用者が感じた電子書籍のメリット

利用者が感じた電子書籍のメリット

1位は「無料で読める本が多い」ところ!
120人中55人の方が「無料で読める本が多い」と回答しました。
「電子書籍を利用する際に重視するポイント」でも、

「1日に無料で読めるページ数が多いものを重視しました。」(男性・20代)
「読みたい漫画があるかどうかと、無料漫画の多さ。」(女性・30代)
など「電子書籍=無料かどうか?」を気にする声が多かったです。

さらには

「ポイ活で貯めたPayPayが使えること(現金を使わず読めること)」(女性・50代~)

という、支払いが対応しているか?も気にしている方がいました。

2位は「収納場所を取らない」でした。
収納がいらないため、処分や他の人の目を気にしなくてよいメリットも寄せられました。

「紙の本は読み終えたあと、売るのも面倒くさいし、捨てる場合はなんとなく罪悪感があるが、電子書籍なら読んだあと処分しなくてよいから助かる。」(女性・30代)
「人が家に遊びに来た際に、見られたくない本を見られずにすむこと。」(女性・20代)
「マンガ本と違って保管場所がいらない」(女性・20代)
そして3位は「持ち運びが楽」
「待ち時間などちょっとしたスキマに読める」(男性・30代)
「試し読みができること。通勤途中で、手軽に読めること。」(女性・40代)
「複数端末で読めるので、読むときの場所や時間に合わせられる。」(女性・50代~)
通勤時間や待ち時間にサクッと読む方が多いようです。

利用者が感じた電子書籍のデメリット

利用者が感じた電子書籍のデメリット

1位は「紙の本より読みづらい」こと。

「ブルーライトで目が悪くならないか心配。」(女性・40代)
「1冊の書籍が何個かに分かれて配信されていることがあり、読むのが面倒だと感じることがある。」(女性・20代)
「しおり機能などもあるが、読みたいページに一気に行けない。」(男性・40代)

電子書籍はサービスによって機能が異なるため、操作性に戸惑う声が聞かれました。

さらに、1位と7人差で2位は「事業者の都合で読めなくなる」

「定価購入しても事業所都合で本が読めなくなったら意味がない。その危険性を加味した値段設定を望みたい。」(女性・30代)
「実物で所有できないので、モノとしても価値を感じにくい」(男性・30代)
という声もありました。

実物がない電子書籍には、収納場所を取らないメリットもあれば、所有できないデメリットもあるんですね…。

3位は「読みたい本が配信していない」
「電子書籍を利用するときに重視するポイント」で

「自分が読みたいものがあること」(女性・30代)
「話題性があるものや読みたい本があるかどうか気になりました。」(男性・30代)
という意見がありました。

電子書籍は運営会社によって配信している作品が異なるケースがよくあります。
当たり前に感じるところですが、意外に重要なポイントです。

電子書籍サービスを始めたきっかけは何ですか?

電子書籍サービスを始めたきっかけは何ですか?

意外にも1位は「無料漫画を読んでそのまま、なんとなく」
電子書籍サービスには無料漫画がたくさんあるので、次から次へと気になる作品を読み進めている方が多いようですね。

また、電子書籍サービスはおすすめの本や新刊のお知らせを随時届けてくれます。

「お得なキャンペーンをやっていた。その後はそこで買って読んでいたコミックが残っていて、続刊が出たのを新着お知らせなどで知って、なんとなくそのまま利用している。」(女性・40代)
休眠期間があっても、なんとなく使い続けている方の意見もありました。

2位は「読みたい本があったから」
電子書籍のCMやネット広告を見ると、社会現象を起こした話題作から続きが気になるマイナー作品までさまざまな作品が配信しています。

気になる本を見つけて、そこから利用している方も多いようです。

3位は「割引キャンペーンをやっていたから」
サービスによっては、「毎日来店ポイントプレゼント」「割引クーポンが当たるガチャが毎日ひける」などの割引キャンペーンが頻繁に開催されています。

そのため、サービスを使い始めるときに、クーポンや割引を重視した意見も寄せられました。

「キャンペーン内でどんな本が読めるのか重視した」(男性・20代)
「クーポン等の割引やキャンペーンが充実しているかどうか。」(女性・30代)

電子書籍サービスでよく読むジャンルは?

電子書籍サービスでよく読むジャンルは?

圧倒的に漫画が読まれていました。
また、「ビジネス書」の利用者は4名でした。

電子書籍を始めたきっかけ1位が「無料漫画を読んでそのまま、なんとなく」も踏まえると、「電子書籍を漫画、雑誌やラノベをなんとなーく読む、暇つぶし」として利用している方が多いようです。

毎月いくらぐらい電子書籍に使いますか?(月定額+個別に購入する場合は、購入した金額のみ)

毎月いくらぐらい電子書籍に使いますか?(月定額+個別に購入する場合は、購入した金額のみ)

ちょっと聞きにくい「いくら使ったか?」のアンケートで最も多かったのは「月々1~1,000円」の方でした。
次点の0円(無料漫画だけ)も合わせてみると、いかに「無料で漫画を読むために電子書籍を利用している人」が多いかよくわかります。

ちなみに、月額料金だけは2人、5,000円を超える方は0人でした。

いままで、いくつの動画配信サービスを利用しましたか?

いままで、いくつの動画配信サービスを利用しましたか?

過半数以上の方が2社以上の電子書籍サービスを利用していました。

前述の「無料漫画を読んでなんとなく使い続けている方」が多いことから、

「ネットサーフィンしていると広告で気になる漫画ができすぐ購入できる=すぐ読めることです」(女性・30代)
のように「なんとなく気になる漫画を見つけて読むため」いろいろなサービスを利用している方が多そうです。

電子書籍サービス利用者の男女比

電子書籍サービス利用者の男女比

今回の調査では圧倒的に女性が多く利用していました。
電子書籍サービスにもよりますが、電子書籍の無料作品ランキングを見ると少女・女性漫画が上位にランクインしているところも多かったです。

その少女・女性漫画を見ると、書店ではなかなかおいていない作品も多いため「電子書籍でしか読めない漫画を読むため女性人気が高いのでは?」と考えられます。

電子書籍サービス利用者の年代別割合

電子書籍サービス利用者の年代別割合

SNSをよく利用している20~30代の利用が活発でした。
SNSでは「おすすめ漫画を発信、おすすめ漫画を探す」活動が顕著なため、「おすすめされた漫画がすぐ読める電子書籍を利用している20~30代が多い」と推測されます。

例えば2020年5月11日ごろ、単行本化されていない90年代のパチンコ漫画「連ちゃんパパ」が突如ネット上で流行しました。

理由はインターネット掲示板から話題となり、Twitterに波及。
同作が電子書籍サービスで無料公開されていたことも手伝い、5月13日のTwitterのトレンドワード入りを果たました。

結果これまで話題にならなかった無名の漫画に注目が集まり、同年9月には初の単行本化が発行されました。

このケースからもSNSと電子書籍は親和性が高く、SNSを活発に使っている 20~30代によく利用されているのでは?と考えられます。

調査まとめ:電子書籍は無料で漫画が読めるサービス

今回の調査では「無料漫画」といったキーワードが多く見られました。
また、利用したきっかけの1位「無料漫画を読んで、なんとなく使い続けている」、よく読んでいる作品が「雑誌やラノベ」を踏まえると勉強や仕事で使うお堅いものではなく。

「無料で利用できる娯楽」だから使っているニーズが読み取れました。

しかし、半面「紙の本よりも読みづらい」「配信終了など事業者の都合で本が読めなくなる」不満や懸念もありました。

電子書籍の今後の課題は「読みやすく、事業者に左右されない電子書籍の仕組みづくり」といえるでしょう。

電子書籍は、日本で知名度が上がって10年足らず、どのように課題が改善されるか今後も注目ですね。

アンケート回答者の内訳

性別
男性35人
女性85人

年齢別
10代:2人
20代:36人
30代:55人
40代:21人
50代~:6人

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